★★★☆☆
重要度は中程度。出題が少ない年(4問以下)もありますが、多い年は2題(小問8問)程度出題されます。
内容的にも、寸法の基礎になる章であり、おろそかには出来ません。
数字が苦手という方は、先に「Key Words」で要点を把握すると、覚えることを整理しやすくなります。
家具を「ひと」や「もの」との関わり方の違いから3つに分類
姿勢が不自然になるのを防いでくれるのは背もたれであり、座面は体重を下から支える役目しかない
椅子の掛け心地を左右するのは
①寸法・角度 ②体圧分布 ③クッション性
椅子は作業用、軽作業用、休息用に分けられる
↓
寸法・角度が移り変わっていく段階を、さらに5段階に分けた支持面のプロトタイプの提案もある
≒ 身長 × 1/4
必ず覚えなくてはいけないのが、この作業用椅子の座面高です。
座面の高さは下腿高とほぼ同じであり、かつ身長の1/4 。
どちらも重要です。
この60cmは試験で直接聞かれることもありますが、ソファーの幅など、この数値から計算できるものが多いので、いろいろ使える数値です。
柔らかすぎる椅子では、身体が沈み込みんで、かえって疲れてしまいます。
机は、差尺(さじゃく)が人体寸法にあっているかが重要
この差尺は重要!
試験でもよく聞かれます!!
① 筆記作業が主で、能率に重点を置いた場合
② 読書などの緩やかな作業の場合の机は、2~3cm 低くする
成人の一般的な差尺は約30cm
と思っておけば間違いないです。
肘無し椅子の基準幅寸法が60cm。
横に2人並んだ場合の幅が120cmになるため、4人が座れる最低幅の寸法は120×80cmになります。
この寸法を基準としてください。
人の上体は頭部、胸部、骨盤と3つのブロックに分かれてます。
身体をマットレスで支えると、重いブロックは沈んで、腰椎が上に押し上げられ、背中が湾曲し、寝返りもうちにくくなります。
シングル(920mm、980mm)
セミダブル(1,100mm、1,200mm)
ダブル(1,400mm、1,520mm)
サイズ | 幅 |
---|---|
シングル | 950~1,050 |
セミダブル | 1,050~1,300 |
ダブル | 1,300~1,500 |
クイーン | 1,500~1,800 |
キング | 1,800~2,100 |
全部覚える必要はなく、シングルが1,000mm程度
(シングルなので1と覚えて)で長さがその倍です。
幅はセミダブル、ダブルとサイズが大きくなると、200mm程度大きくなる
(セミダブル1,200mm、ダブル1,400mm…)と覚えれば対処できます。
クローゼットの奥行きは、ハンガーにかけて収納するため
肩幅にゆとりを加えた60cm程度とされています。
インテリア空間の壁面に近いところは人体寸法と深い関わりをもつ
図のように
関連する高さを整理してまとめると覚えやすいです。
キッチンの機器の配置を計画する場合、頻繁に使われるシンク、レンジ(加熱調理器)、冷蔵庫を結ぶ動線を考える必要がある