【最重要ワード・数値】直前チェックポイント

分野別 最重要ワード集

過去10年程度で最も多く出題されたワードを集めました。
意外なワードも含まれているから要チェックです!

※この分野は、インテリアコーディネーター資格試験の受験概要「試験審査の範囲」に基づいています

1. インテリアコーディネーターの誕⽣とその背景

1950年代
  • 住宅の大量供給が始まった1950年代に、「公室と私室の分離」の理念の下にダイニングキッチンを取り入れた新しい間取りが実現した
食寝分離
  • 1950年代には、食寝分離の理念のもと、ダイニングキッチン(DK)を取り入れた、DK型間取りが広まる

2. インテリアコーディネーターの仕事に関すること

サスティナブル
  • 地球環境は人々の生活と密接な関係があり、サスティナブル社会を目指して、インテリアコーディネーターとして環境意識に働きかける役割も期待されている
インスペクション住宅性能検査
  • 不動産会社に所属するインテリアコーディネーターは、中古住宅販売にかかわる場合、インスペクション住宅性能検査)に関する知識も持っていたほうがいい

3. インテリアの歴史に関すること

アルネ・ヤコブセン
  • 1940年代後半から50年代にかけて活躍した、デンマークのアルネ・ヤコブセンは、新素材の硬質発泡ウレタンを使ったエッグチェアや、成型合板を使ったセブンチェアをデザインした
セブンチェア
セブンチェア
ハンス・ウェグナー
  • デンマークのデザイナーであるハンス・ウェグナーは、は無垢の木を使った家具を数多くデザインし、ピーコックチェアバレットチェアが有名
ピーコックチェア
ピーコックチェア
バレットチェア
バレットチェア
パントンチェア
  • デンマークのヴェルナー・パントンがデザインしたパントンチェアは、開発当初は強化プラスチック(FRP)が採用されていたが、現在はポリプロピレン樹脂が使用される
パントンチェア
パントンチェア

4. インテリアコーディネーションの計画に関すること

差尺
  • 机の甲板上面から、いすの座位基準点までの垂直距離を、差尺という
机の高さ
共同住宅長屋
  • 複数の住宅が集まった一つの建物は、一般に集合住宅と呼ばれるが、建築基準法令では共同住宅長屋に大別される
高音域の音
  • 高齢者は、聴覚機能の低下とともに、小さい音や高音域の音が聞きづらくなってくる
バルコニーの床
  • 分譲マンションの住戸をリフォームする際、バルコニーの床仕上は対象にはできない

5. インテリアエレメント・関連エレメントに関すること

台輪
  • 収納家具の下部には、一般的に本体の荷重を負担し、扉や引き出しが床や足先に接触しないように台輪か脚がつく
単品収納
箱体(ボックス)
  • ユニット式収納家具は、基本となる単位寸法で作られた箱体を、用途やスペースに対応して組み合わせ、さらに安全面から金物で連結する方式のものが多い
メラミン化粧板
  • メラミン化粧板は、テーブル甲板の表面材などに使用される熱硬化性樹脂で、表面硬度が高く、耐熱性、耐水性、対薬品性に優れる
ディスク形締付け金物
  • ビルトインファニチャーは、ドライバーで板材を相互に締結できるディスク形締付け金物などの組立て金物が多用され、組立作業の時間短縮となっている
丁番
  • スライド丁番:収納家具の開き扉などに使用し、扉の微調整と脱着が容易な丁番
スライド丁番図
スライド丁番
  • ピボット丁番:飾り棚の扉などに使用し、扉の上端と下端に取り付ける丁番
ピボット丁番
ピボット丁番
  • アングル丁番:扉の裏面と側板の内側に固定し、180°以上開く丁番
アングル丁番
アングル丁番
  • 長丁番ピアノ丁番):ライティングデスク等の扉に重量がかかる場合や、中にホコリが入るのを防ぐ場合などに使用される丁番
長丁番
長丁番(ピアノ丁番)
ソープフィニッシュ
  • 木製家具の表面仕上げのうち、塗膜をつくらない仕上げに用いられるソープフィニッシュは、自然の木肌の色と質感に近い仕上がりになる
タフテッドカーペット
  • 刺繍カーペットの一種であるタフテッドカーペットは、20世紀にアメリカで開発され、従来の織りカーペットに比べ大量生産が可能になり、カーペットの普及に貢献した
  • タイルカーペットは、カットしても周囲がほつれないように、合成ゴム糊ラテックスを塗ったタフテッドニードルパンチを、一定のサイズにカットしたもの
    500mm×500mm程度のタイル状に加工されたものが、一般のオフィスなどで使用される
タフテッド
タフテッドカーペット
アクリル繊維
  • カーペットに使われるアクリル繊維は、柔らかい風合いと保温性・弾性があり、最もウールに似た性質を持つ合成繊維で、鮮明に染色でき、堅牢度にも優れている

6. インテリアの構造・構法と仕上げに関すること

筋かい
  • 在来軸組構法では、水平力を受けたときに軸組が変形しないように、柱と横架材が構成する四角形の対角線状に筋かいを入れる
筋かい・火打ち
火打ち
  • 木造建築において、地震による水平力を耐力壁に有効に伝達させるためには、水平面にも剛性が必要であり、床組みに火打ち土台を入れる
  • 木造住宅の2階床組の剛性を高めて、地震による水平力を耐力壁に有効に伝達させるため、隅角部に火打ち梁を入れる
引張り力圧縮力
  • 鉄筋コンクリートは、鉄筋とコンクリ―トのそれぞれの短所を補った複合材料で、鉄筋は引張り力を、コンクリートは圧縮力を負担する
留め
  • 木製開口部の隅部の仕口は、意匠的な観点からの配慮も必要で、突き付け木口が露出するので、それを避けるため両端部の端部を45度の角度で納める留め加工が最もよく用いられる
留め
留め
角柄(つのがら)
  • 和風の開口部(障子や襖)の枠に使われ、一方の部材を横または縦方向に少し伸ばした加工方法は角柄という
角柄
角柄
末口元口
  • 木材の根に近い方を元口、梢に近い方を末口という、建物において柱として用いる場合は元口を下にする
元口末口
シート防水
  • 鉄骨造などで屋上床をALC板にする場合は、伸縮性のあるシート防水が使用されることが多い

7. 環境と設備に関すること

風配図
  • 外部風の風向発生頻度を8〜16方位に分けて、円グラフの中心からの距離で表したものを風配図といい、通風性能を検討するために用いられる
日照率
  • 日照が得られた時間である日照時間を、日の出から日没までの時間である可照時間で割った値を日照率という
相対湿度
  • ある温度の空気の飽和水蒸気圧に対する、現在の水蒸気圧の割合を相対湿度という
二酸化炭素濃度
  • 在室者による室内換気の汚染状態を示す目安としては、一般に二酸化炭素濃度が使われる
半密閉型燃焼器具
  • 燃焼用空気を室内から取り入れ、汚れた空気(排ガス)を屋外に出す燃焼器具は、半密閉型燃焼器具と呼ばれる
燃焼器具の種類
モデリング
  • 立体物の見え方は、照明の質や方向により印象や立体感が大きく変化する。照明によって立体物が適切に見えるようにすることをモデリングという
昼光率
  • 全天空照度に対する室内の受照点における水平面照度の割合を昼光率といい、採光計画の目安となる
合併処理浄化槽
  • 水洗便器からの排水の種類は汚水に分類され、新築住宅の場合、公共下水道が整備されていない地域では合併処理浄化槽で処理したのち、都市下水路に放流される
ヒートポンプ方式
  • 冷媒が蒸発する際に周囲から熱を奪い、気体から液体に凝縮する際に周囲に熱を放出する性質を利用して、低温部分から高温部分へ熱を移動させる技術をヒートポンプ方式といい、エアコンなどで利用される
分電盤
  • 漏電遮断器などのある分電盤は、幹線と負荷の中心に近い位置に設置するのがよいとされる
サイホンボルテックス式
  • 便器の洗浄方式のうちサイホンボルテックス式は、サイホンと渦巻作用を併用した方式で、洗浄音が最も静かで、溜水面積が広い
コーブ照明
  • 折り上げ天井を利用して蛍光ランプや照明用LEDライン器具を隠し、天井面を広く照らすことで柔らかな間接光を得る照明方法をコーブ照明という
コーブ照明
コーブ照明

9. インテリア関連の法規、規格、制度に関すること

内装制限
  • 戸建住宅で建築基準法上、内装制限の適用を受けるのは、火を使う室(キッチンなど)の天井に限られる
消防法
  • カーテンじゅうたんカーペット)等の調度品については、消防法により防炎規制が定められている

最重要 数値 チェック集

数字を覚えることが苦手な方必見です!
試験直前に必ずチェックしましょう。

いすの座面高
  • 一般的に作業用いすの座面高は身長の約1/4とされ、これは人の下腿高とほぼ同じ寸法である
バルコニーの手すり
  • バルコニーの手すりの高さは、建築基準法令によれば、墜落防止のため110cm以上にしなければならない
  • バルコニーの手すり子の間隔は、幼児の頭が入らないように11cm以下にする必要がある
バルコニー
トイレの介助スペース
  • トイレでの介助が必要な場合、便器の横には、最低でも幅500mm以上の介助スペースを設ける
トイレ介助
ラーメン構造の梁せい
  • 鉄筋コンクリートのラーメン構造の梁せい(梁の高さ)は、スパンの1/10が目安といわれている
階段の有効幅
  • 建築基準法令に定められている階段の有効幅は75cm以上
回り階段の踏み面の寸法
  • 回り階段の踏面の寸法は、踏面の狭いほうの端から30cmの位置で計測する
回り階段の踏面寸法
機械換気対策
  • 建築基準法では、住宅を新築する場合、換気回数0.5回/h以上の機械換気設備の設置が義務づけられている
リフォーム工事費
  • リフォーム工事において、1件の工事費が500万円未満の場合は、軽微な建設工事とされ、建設業の許可を受けていない業者も工事が可能
建築確認申請
  • 防火地域や準防火地域以外で増築や改築を行う場合、10m2以内であれば建築確認申請を行わなくてよい
建築面積
  • はね出し形式のバルコニーが、建築面積に参入されない最大値は100cm
はね出し部分
天窓
  • 住宅の居室で、採光を天窓だけで行う場合に必要な採光面積は、一般的に壁面に必要とされる窓の1/3あればよい
地下室
  • その部屋の天井高の1/3以上が、接している地盤面以下にある場合は、その部屋は地下室とみなされる
  • 戸建住宅で地下室を設ける場合、地下部分の床面積は、延べ面積の1/3を上限として、容積率の対象から除かれる
地階